12月11日

 朝早くから起きてみると、クリアな状態で時間が持ててとてもよかった。キッチンの脇にある窓から外を見てみるとまだ明けていない東の空に三日月が冴えていた。静かな夜の空気でありながら、登っていく三日月のように朝へと向かう始まりのきもちよさもあってか、自分の深いところから穏やかに沸き上がってくるものを感じる。なつかしい感覚だと思った。

大地泰仁/Yasuhito Ohchi

0コメント

  • 1000 / 1000